明日は2008年初GIのフェブラリーステークス。GIも始め良ければ全てうまくいくもの。
しかしながら今年の重賞戦線はわけの分からない荒れ方が続出で、過去の傾向は悉く裏切られ、予想は非常に困難です。GI戦線も例外では無いと思います。
ヴァーミリアンは勝ってドバイへ行けるのか?フィールドルージュの逆転は?はたまた新星の登場か?
私の初GI予想はこうなりました。
■フェブラリーステークス(GI)■
◎ ロングプライド
○ ヴィクトリー
▲ ワイルドワンダー
注 ブルーコンコルド
△ ヴァーミリアン
△ フィールドルージュ
△ デアリングハート
期待したのは馬ではなく騎手。フェブラリーステークスと縁のあるペリエ騎手に期待することにしました。
ペリエは過去10年で6回馬券に絡んでいます。これは残り4回の内1回は乗っておらず、3回は着外ですが、メイショウバトラーや終わりかけのノボトゥルーなどの明らかに来ないと思われる馬ばかりです。
今回騎乗するロングプライドは4歳のこれからの売り出し馬。馬場が悪化しない限り3着以内には必ず来る実力馬です。当該コースに限っても、不良馬場の武蔵野ステークス以外は必ず連に絡んでいます。
明日は晴れの良馬場。ペリエでフェブラリーステークス初GIに上り詰めたウイングアローの近親で、雰囲気もウイングアローに似ているとペリエも絶賛。平安ステークスを4着に負けての臨戦過程も似ています。ここは勝ちまであるかもしれません。
相手筆頭は初ダートのヴィクトリー。こちらも昨日述べた『マイルの後藤』に期待します。
馬に関しても初ダートと言えど、ダート馬を多く輩出するブライアンズタイム産駒。前走が芝を走ってフェブラリーステークスに臨んだ馬は過去に2頭いて、2頭とも勝っているというデータも心強い。初ダートを強気に挑もうとしていたダイワスカーレットよりは期待できると思います。
特注はワイルドワンダー。1600mダートGIへの参戦を待ちに待ったというように、1600mまでなら信用はぴか一。左回り巧者で、どんな馬場でも走ってくるというのも強み。
本来なら軸にしたかったのですが、唯一の不安は関東馬であること。フェブラリーステークスは何故か関東馬に御縁がありません。勝っていないわけではなく来ないわけでもないのですが、あまりそこまで信用できません。しかも今回関東馬はワイルドの僚馬であるドラゴンファイアーと2頭だけ。どちらかが来ると言われれば実力的にこちらでしょう。
特注はブルーコンコルド。8歳馬ですが買います。幸騎手が嫌いで、ブルーの馬も嫌いですが買います。
最近の荒れ様は、先程も言ったように過去の傾向が通じません。その一つとして最近8歳、9歳、10歳といった高齢馬がよく突っ込んできます。『8歳馬がGIで3着以内に来ることは無い』という今までの概念を捨て去らなければならないのかもしれません。
そしてこの馬、左回りが苦手なのに3年連続でフェブラリーステークスに出走して、5着→4着→2着と段々着順を上げてきています。今年で4度目の正直があるかもしれません。
残りは距離不安があるが1番の実力馬ヴァーミリアン、2番目の実力馬フィールドルージュ、ダートで何故か好走を続けるデアリングハートを選びました。
ドラゴンファイアーは関東馬だという理由と、57キロが初斤量だという理由で切りました。安勝は今年調子良いと言われてますが、今日の京都記念アドマイヤオーラの様に、松博、近藤アドマイヤとのコンビで、若しくはパッションレッドの様に松博とだけのコンビで調子良いだけだと思います、実際断トツ1番人気のサダムイダテンを5着に沈ませています。急に決まったGI出走で好走できるほどのうまではありません。
個人的には最後のレース、最後のGI出走である松元省調教師の管理馬、クワイエットデイを買いたかったのですが、この馬、左回りはからっきしダメで、距離も1800m以上ないとサッパリです。その代わりどれだけ走っても重馬場なら3着以下が無く、ちょっとでも馬場が渋れば必ず走ってくるという極端な馬でもあります。左回りも距離も渋った馬場なら全て関係無いと言わんばかりに克服して、調教師の勇退に花を添えてくれるとの期待もありましたが、残念ながら明日は晴れで良馬場。夢は消えました。
まあ渋った馬場予想なら、渋馬場苦手のロングプライド本命予想も成り立たないのですがね。
以上、2008年初GIの渾身予想でした。