傾向データとオカルトの両面を駆使するために、当たる時と当たらない時の差は大きいですが、これからも続けていきますので適当に見て参考にして下さい。
先週のヴィクトリアマイルは、ザレマさえ3着に来てさえいれば取れたものの、今更言ってもどうしようもありません。
当たってこその予想でもありますので、そこはしっかりとやっていかなければなりません。
さて、今週はオークス。
現在ブエナビスタ一本被りではありますが、付け入る隙はあるとの情報。
ということで、予想はある意味オカルトでいかせて頂きましょう。
前回どこかの機会に説明しましたが、社台系列のクラブ一口募集馬(社台RH、サンデーR、キャロットクラブ)は、中央GI2勝までしかできないという暗黙の了解があるそうです。
この情報提供者は、ここでは御馴染みの、私の競馬盟友である大倉山迷亭氏です。
初めこの話を聞いた時は、正直半信半疑どころではなかったのです。
しかし、実際昨年国内ダート敵無し状態だったヴァーミリアンが、JCダートで3着に負けたりだとか、2冠を取ったネオユニヴァースが、GIではその後ボロボロな成績となったりなどの、過去の募集馬のこういった傾向と歴史を振り返ってみると、これはもう信じる他ないのではという結論に至りました。
更に、私の実家近くにとある小料理屋があり、そこには私の家族を含め競馬好きの人が集まるのですが、そこの店主が社台系列の一口募集馬を持っており(ドリームジャーニー、ジャンバルジャン、バブルスプリングス、イルサルトを所有)、その人に同じ質問をしてみると、詳しい事は分からないがそういったことは昔から言われているという返事が返ってきました。
古参の一口馬主の方でさえきっぱりと否定しないことで、疑念はほぼ確信に変わりました。
人はこういうことを、『八百長』と呼ぶかも知れません。
しかし競馬の世界では、こういった八百長的行為があると、私は以前から聞かされていましたし、疑問視しながらも知ってはいました。
前述の募集馬の話し以外で有名なのが、松永幹夫騎手引退最終騎乗の、阪急杯ブルーショットガン優勝事件です。
あれは小料理屋の店主も言っていましたが、どうぞ行って下さいと言わんばかりに前の馬が進路を譲ったようにしか見えませんでした。
あのレースはどう考えても、勝てそうもない14番人気だったブルーショットガンを、騎手会長であった松永幹夫騎手が最後の騎乗だから勝たせてやれという御達しが出ていたのでは、としか思えませんでした。
これ以外にも八百長的行為は普通に行われているそうです。
ディープインパクトの3冠なんかに関してはそう思いたくはありませんが、どう考えても不可解なレースというのは、結構見受けられるものです。
特に社台グループは、JRAに対しても大きな力を持っており、JRAもそうそう逆らうことは出来ません。
昨年のオークスでの、トールポピーは降着しなかったが騎手は騎乗停止になった事件なんかは、その典型例でしょう。
カワカミプリンセスはエリザベス女王杯で失格になったのに、トールポピーは何故助かったのか。
それは、トールポピーがキャロットクラブの募集馬であったことに他ならないからです。
ということで、GIを2勝してしまったブエナビスタの1着は、今週から完全に無くなりました。
確かに優勝してはいけないだけで、バブルガムフェローやダンスインザムードがそうだったように、2、3着に突っ込んで来ることはあると思います。
しかし、私はこういう裏情報が無くても、ブエナビスタが勝つ、若しくは馬券に絡むということに疑問を持っていました。
単勝1倍台の1番人気馬は、オークスにおいて成績があまりにも悪いこと(優勝出来たのは2005年のシーザリオだけ)。
桜花賞を1番人気で優勝した馬がオークスに出てきた場合、馬券に絡むことが出来たのがテイエムオーシャン(しかも3着)しかいないこと。
ブエナの母親のビワハイジはスプリンターに近いマイラーであり、距離適正は微妙であること(兄弟のアドマイヤジャパンは菊花賞2着であるが、あれは横典マジックであるとしか言えないと思う)。
前残りが激しい今の東京競馬場の状況で、最後方から17頭全部抜くという競馬を今週も出来るのかということ。
以上を踏まえてみても、ブエナビスタには厳しいデータだけが並びます。
そして、ブエナビスタは今回もDWだけのコース調教しかしていません。
そもそも府中の2400m戦を勝つには、坂路調教は不可欠だと言われています。
ダービーを2勝している松田国英調教師を見てみても、必ず坂路で馬にバリバリの負荷を掛けて、スタミナとスピードの両方を備えさせる調教を施しています。
コース調教のみで楽々と府中の中距離GIを勝てたのは、近年ではディープインパクト、そして無敗でオークス制覇のカワカミプリンセスくらいなものです。
これくらい規格外の馬でないと、中途半端にコース調教だけで挑んでは勝てないのです。
この2頭には他にも、馬主が個人という共通点があります。
規格外の強さの馬は、やはり一口募集ではなく個人馬主から生まれるものなのでしょうね。
ブエナは今回、絶対勝ってはいけないGI2勝した募集馬。
『いつもの様に最後方から一気に抜き去る競馬をしたが、今の馬場では厳しかった。ファンの方には申し訳ない。』といった、敗因を馬場に挙げる安勝の言い訳を用意して、勝たせない八百長が行われると踏みました。
更に明日は雨。
これは3着以内どころか、惨敗までありえますよ。
ではどうすれば良いか。
ブエナビスタと初対決のフローラステークス組やスイートピーステークス組から入ろうにも、今回そのレースは、過去最低の遅い時計で勝ちあがった連中ばかりなので、端っから相手にしていません。
とくにスイートピーステークス組の勝ちタイムは、その日の未勝利戦より遅かったとのことで、全く相手になりません。
そもそもオークスとフローラ、スイートピー組は相性が悪いのに、今年は余計にお話になりませんよ。
ということで、私の結論はこうなりました。
■優駿牝馬・オークス(GI)■
◎ ジェルミナル
◎ デリキットピース
▲ ヴィーヴァボドカ
注 イナズマアマリリス
△ レッドディザイア
△ ブエナビスタ
△ ダノンベルベール
◎は二つありますが、とりあえずオークス男、福永の乗るジェルミナルに賭けました。
オークスは元々、桜花賞から直行してきた馬が調子良い傾向にあります。
それは何故なのかというと、説は色々ありますが、ローテーション的に間隔に余裕があるからというのが有力です。
繊細な牝馬だけに、使い詰めでGIに挑むというのは過酷なことなのでしょう。
ということで、桜花賞から直行組が今年は7頭。
その内重賞勝ち、若しくは3着以内経験が無く、血統的にも絶対2400mはもたないであろうツーデイズノーチスを除いた6頭は全て選んでいます。
デリキットピースは、桜花賞直行組の次に相性の良い忘れな草賞組です。
何故に相性が良いか。
それは、桜花賞が行われる同じ日の10レースに忘れな草賞があり、ローテ−ション的に桜花賞からの直行と変わらないからだと考えられています。
そして過去20年のおいて、忘れな草賞からオークスに直行して馬券になった馬が4頭います。
チョウカイキャロル(忘れな草1着→オークス1着)、エリモエクセル(忘れな草1着→オークス1着)、ナナヨーウイング(忘れな草3着→オークス2着)、ユウキャラット(忘れな草1着→オークス3着)という4頭ですが、この内オークスも勝った2頭に共通する事項があります。
それは、2頭とも年明けデビューであり、尚且つ忘れな草を勝っているということです。
今回のデリキットピースは、正しくその2頭と同じ条件です。
という理由があるため、本来ならジェルミナルからで良いと考えるのですが、あまりにもデリキットピースの傾向がどんぴしゃはまり過ぎていて怖いので、軸はどちらかからでいくということで誤魔化しておきます。
以上が結論です。
桜花賞、忘れな草組を残したというよりは、不甲斐無い今年のスイートピーとフローラ組を消していったら、丁度良い感じで残った、というのが今週の予想でしょうかね。
ただ一つ言えることは、ブエナビスタは明日勝てない。
これは必須条件なのです。
【関連する記事】